Hadoopユーザー会

Hadoop User Group Japan

  • Increase font size
  • Default font size
  • Decrease font size
クラウド

クラウドの定義

Print

「クラウド」という言葉の理解は、いろいろですが、ここでは米国NISTの定義を紹介します。NIST(National Institute of Standards and Technology)は米国の技術標準に関連する機関で、ITの分野ではAES暗号とかSHA2とかでお馴染みかもしれません。

NISTの定義は、米国の調達など様々なところで引用されているものです。先日も、IBM社のセミナーの公演でも見かけました。

細かい改定を繰り返し、内容は、偏りが減り、洗練されてきたようです。ずっと文書タイトルにDraftとと付いていたのですが、つい最近(2009/10)、Draftがとれたところです。

もとの文章は、右記のページの"NIST Definition of Cloud Computing"のリンクから取得できます。→ http://csrc.nist.gov/groups/SNS/cloud-computing/index.html

ざっと、こんな定義です。

「クラウドコンピューティングは、コンピューティング資源(ネットワーク・サーバー・ストレージ・アプリケーション・サービス)の共有プールへの、オンデマンドなネットワークアクセスを可能にするモデル。管理の手間やサービスプロバイダーの仲介作業を最小にしつつ、これらのリソースをすみやかにプロビジョンしリリースできる。」ということで、以下の、五つの特徴、三つのサービスモデル、四つのデプロイメントモデルが書いてあります。

五つの特徴(Essential Characteristics)
・On-demand self-service: 必要にあわせて自動的(=提供者側の人による仲介作業なし)にサーバーやストレージを利用できる。
・Broad network access: いろいろなプラットフォーム(携帯電話、ラップトップ、PDAなど)から、ネットワークを通じて使える。
・Resource pooling: マルチテナントモデルで提供され、一般的にはサーバーやストレージがどこにあるかはわからない。
・Rapid elasticity: すばやく(時には自動的に)、スケールアウト・スケールインできる。
・Measured Service: 適切な計測により、サービスの透明性が確保される。

三つのサービスモデル(Service Models)
・SaaS (Cloud Software as a Service): 利用者は、アプリケーションを使う(use)ことができる。
・PaaS(Cloud Platform as a Service): 利用者は、作ったりしたアプリケーションを、配備(deply)できる。
・IaaS(Cloud Infrastructure as a Service): 利用者は、基本的なコンピューティングリソース(演算能力・ストレージ・ネットワークなど)を、プロビジョン(provision)できて、いろいろなことができる。

四つのデプロイメントモデル(Deployment Models)
・プライベートクラウド(Private cloud)
・コミュニティクラウド(Community cloud):
・パブリッククラウド(Public cloud)
・ハイブリッドクラウド(Hybrid cloud)

(参考)
・詳しい訳は、こちら → とても重要な NIST のクラウド定義:対訳
・少し古い(2009/8/21版のv15(DRAFT版)の記事)ですが、まじめなIPAの訳はこちら → http://www.ipa.go.jp/about/NYreport/200909.pdf

Last Updated on Friday, 13 August 2010 12:40